節分は運気を変えるチャンス!住吉区あびこ町にある元祖厄除け饅頭「あびこ餅本舗」

今年の年明けに親戚で集まっている時に私は母から、「今年は本厄の年だから、しっかり厄除け祈願しないとね」と言われたのがきっかけで、厄除け祈願について調べました。

その中で大阪を中心に関西エリアでは厄年の人が周りの人に厄除け饅頭を配って、厄除け祈願をする人が多いと知りました。

毎年、節分の時期には長蛇の列ができるあびこ餅本舗さんで元祖厄除け饅頭を買って来たのでご紹介します。
厄除け饅頭の由来やいつ配るのか?など調べたので、参考までにご覧ください。

また、他の記事では厄除けに有名な「あびこ観音」にも厄除け祈願の参拝に行ったのでそちらもあわせてご覧ください。

厄除け饅頭とは?

春の節分は1年の始まりという意味合いから1年の中で特に重要とされていて、運気を変えるために邪気を払う大切な日として考えられています。

そのため、日本では古くから豆まきをして邪気を払ったり、恵方巻を食べて無病息災を願って食べるなどの習慣が今でもあります。

またその習慣は地域ごとにあり、厄年にあたる人が周りの人に厄除け饅頭を配って厄除け祈願をする風習は、特に大阪を中心に多くあるそうです。

和菓子屋さんで厄除けと書かれた餡子の入った饅頭がたくさん節分の時期には見かけるようになりますが、特に有名なのが「あびこ餅本舗」のあびこ名物元祖厄除け饅頭。

毎年お店の近くのあびこ観音でおこなわれる節分祭りでは、大勢の人が参拝に集まり、帰り道にあびこ餅本舗の厄除け饅頭を買っていかれるようです。

このコロナ禍でも、節分祭の時期にはたくさんの人が厄除け饅頭を買いにきて、長蛇の列ができるほど大人気です。昨年は厄除け饅頭を買いに来たお客様でお店の外に90メートルほどの長蛇の列ができたそうです。

厄除け饅頭はいつ配るの?

厄年の人が周りの人に配るのは、だいたい2月3日の節分の前か当日に配ることが多いようです。周りに饅頭を配ることによって自分の厄を貰ってもらう意味合いもあるそうで、渡すときには「すみません」と謝ってから渡す人が多いようです。
また、自分自身が厄年の場合には貰ってはいけないという人もいるようです。

春の節分は一年の始まりであるため、それまでに厄を祓っておかないと意味がないと言われているため、節分までに配るのが良いとのこと。

ですが、気持ちの問題でもあるので日が過ぎてしまっても、周りの人に厄除け饅頭を渡して大丈夫という人も増えているそうです。

あびこ餅本舗ってどんなところ?

創業70有余年の老舗の和菓子屋さんで、現在は4代目が引継ぎ営業されています。

こちらの写真はお店に飾られている昔のお店の写真を撮影させていただいたものです。
今も昔も地元の方に愛されているステキなお店でした。

お店の方に「どうして厄除け饅頭を作り始めたのか?」と伺うと、先代がこの町を盛り上げようと、近くのあびこ観音に絡めて考案したからだそう。

また、小豆の赤い色は邪気を祓う霊力を持つと昔から言われていて、ぜんざいをふるまうより饅頭のほうがいいだろうと考えたのがきっかけだそうです。

調べてみると東アジアの中国や韓国でも小豆が魔除けとして伝わっているようです。
小豆の煮汁を解毒剤として東アジアでは昔から使われていたこともあり、呪術的なチカラを持つ特別な食材として扱われてきたようです。

厄除け饅頭以外にも人気商品がたくさん

地元の方から日常的に愛されるこちらのお店では、あびこ名物元祖厄除饅頭以外にも人気な商品がたくさんあるそうです。

お店の入り口に展示されていたのが、いちご大福をはじめとした人気のフルーツ大福。
いちご大福は5種類も種類があるので、食べ比べをするのも楽しそうです。

節分の日は厄除饅頭を

今回は私自身の厄を祓うべく伺ったあびこ餅本舗さんを紹介させていただきました。今年の2月3日の節分の日は厄除饅頭を周りの方に配るのはいかがでしょうか。

また、別の記事では厄除けで有名なあびこ観音も紹介しておりますので、そちらもあわせてご覧ください。

あびこ餅本舗

住所:大阪府大阪市住吉区我孫子3丁目6-15
アクセス:JR阪和線 我孫子町駅から徒歩5分
営業時間:9:00-18:00
定休日:火曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。