和菓子屋じゃない!あんこ専門店|なかもず「Azuki Rocks」

先日、なかもずのあたりを自転車で走っていると、真っ赤な背景にかわいい女の子のキャラクターが描かれた看板のお店が目にとまりました。
「こんなお店あったっかな?」

立ち止まって見てみると、「あんこ専門店」の文字。
「あんこ専門店?なにそれ!?気になる!!」

その日は時間がなく、外からお店をのぞくだけでしたが、とても気になったので後日伺ってみました。

6月にオープンした新店

大阪メトロ御堂筋線「なかもず駅」から徒歩約2分。
西田辺に本店をもつ「Azuki Rocks」が、2023年6月に新店をオープンしました。

コンパクトな対面販売のお店です。

お店の中に入ってみると、入店を知らせるチャイムが鳴り、奥の厨房から「いらっしゃいませ~!」と、元気な声の女性スタッフが出てきてくれました。

お店のカラーである鮮やかな赤や、店員さんが身につけていた真っ黄色のTシャツから連想できる、はじけるような元気のよさと笑顔が印象的。

あんこを使った「どらやき」「水ようかん」など和菓子定番のメニューがある中で、ショーケースの真ん中に陳列されたある商品に目がとまりました。

こだわりのあんこはそのまま食べる

他のお店では見かけることのない「Azuki Rocks」ならではの商品、「そのままあんこシリーズ」です。

「何かにつける」のではなく「そのまま食べる」あんこです。

そのコンセプトも驚きですが、味のバリエーションの多さにもビックリ。
定番のプレーンあんこから、黒糖入りのあんこや、オリーブオイルと塩を加えたあんこまで、なんと全部で9種類。

さらに面白いのが、それぞれの味にキャラクターがついていることです。

  • びとうあんこの「びとうくん」
  • こくとうの「あまみちゃん」
  • しろワインの「シェリー」


あんこだけでこんなにも世界が広がるんですね。

今回は、びとうあんこの「びとうくん」を購入しました。
原材料表示をみると【小豆(北海道産)、砂糖、岩塩】の表記のみで、とてもシンプル。
余計なものが使われていません。
「Azuki Rocks」のあんこは、厳選した素材で「手作り」「無添加」にこだわった逸品です。

甘さはだいぶ控えめですが、素材の味がしっかりしているので物足りなさは感じません。
そのままバクバク食べても重たくないし、罪悪感もない。
「そのまま食べる」がコンセプトですが、個人的には、トーストした食パンにのせて食べるのもよかったです。

絶品!かりんとうまんじゅう

もう一つ気になった商品が、「かりんとまんじろう」。
注文を受けてから揚げてくれる、揚げたてかりんとうまんじゅうです。

この「かりんとまんじろう」、米粉を使用したアレルゲンフリー、グルテンフリーの商品なんです。

「Azuki Rocks」では健康に配慮した商品が多く、どらやきも米粉を使ったグルテンフリーの商品です。

帰宅してから、さっそく食べてみました。

ビックリするくらいカリッカリ!!中には、ほんのり粒が残ったあんこがたっぷり入ってます。
黒糖風味の生地と中のあんこがお互いを邪魔せず、それぞれのよさが生きたバランスのよさ。

娘にもすすめてみると、「わぁ!ほんとうにカリカリだ!」と驚きながらも、ペロリと食べてしまいました。

やみつきになるようなカリカリ食感と、ちょうどよい一口のサイズ感。
「これは絶対にリピート決定!」と思いながら、ついつい2つ目に手がのびてしまいました。

お子さんがいるご家庭や、手土産などにとてもおすすめです。

男性にも人気

あんこ=甘いもの、おやつ
そんなイメージを抱くため、なんとなく女性客が多いのかと思っていたら、「男性のお客さんも結構多いんです」とのこと。
実際、わたしが訪店したすぐあとに40〜50代の男性が来店。

帰り際には、スポーツウェアとサングラスを身にまとったウォーキング中の男性が、メニュー看板の前で立ち止まり、吸い寄せられるようにお店の中へ入っていきました。

男性も惹きつけるあんこの魅力があるんですね。

からだにやさしく、本当においしいものを、たくさんの人に食べてもらいたい、そんな思いを貫く手作りあんこ専門店「Azuki Rocks」。

みなさんもぜひ試してみてください。

Azuki Rocks 堺なかもず店
住所:大阪府堺市北区中百舌鳥町2-66
アクセス:南海高野線「中百舌鳥駅」徒歩約2分
大阪メトロ御堂筋線「なかもず駅」徒歩約2分
営業時間:11:00-19:00(売り切れ次第閉店)
定休日:木曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。