1500年の歴史!「華表神社」で歴史を感じる散策へ|北花田

先日、北花田を訪れた際に気になる神社を発見しました。
住宅街にひっそりとたたずむ神社の様子に惹かれ、中に入ってみることに。
そしたらたくさんの発見がありました!

今回は、北花田の閑静な住宅街にある「華表神社」について紹介していきます。

華表神社の歴史

華表神社の歴史は長く、第14代天皇の仲哀(ちゅうあい)天皇の時代までさかのぼります。
なんと、1500年以上の歴史があります。1500年前はちょうど古墳時代です。想像以上の歴史の長さにみなさんも驚きますよね。

ちなみに、華表神社の「華表」とは、中国で宮殿・廟宇(びょううう)・陵墓(りょうぼ)の前に立てられる石柱を指します。日本では神社の鳥居を意味するそうです。
こちらの神社にも立派な鳥居が立っています。

少し話が脱線しますが、ここで鳥居についての豆知識を紹介します。鳥居の色は朱色が一般的ですが、なぜ朱色なのかご存じでしょうか。
実は、朱色は火や太陽、血の色を表しているとされています。
そのため、魔よけとして使われる色なのです。
また、朱は木材の防腐剤としても使われてきました。
悪い霊から人々を守り、実用性にも特化していることから、朱色が一般的に使用されるようになりました。

華表神社の鳥居はキレイな朱色をしていて、艶もある立派な鳥居でした。

境内の様子

鳥居を通り抜けると、境内の様子が明らかに。
今回は一部ではありますが、境内の様子について紹介します。

  • 手水舎(てみずや)

まず鳥居をくぐると、右手に手水舎(てみずや)があります。手水舎は、神社で参拝者が身と心を清める場所です。

柄杓(ひしゃく)を使って清めるのが一般的ですが、華表神社の手水舎は、よく見ると柄杓がありません。
「どうやって手を清めるのだろう?」と思っていると、竜の口から自動で水が出てきました。とてもユニークな仕組みで面白かったです。

参拝をする際は、まずここで手を清めましょう。

  • 拝殿

奥へ進むと拝殿が出てきます。
こちらには厄災除けや五穀豊穣、商売繁盛、地域安全のご利益があります。
参拝方法も書いていたので、とても分かりやすかったです。

拝殿の近くにはおみくじもありました。賽銭箱にお金を入れてくじを引くシステムでした。
訪れた際はぜひ引いてみてください!

  • 日露戦争役記念碑

日露戦争役記念碑がありました。このような記念碑を神社であまり見かけたことが無かったので、かなり珍しく感じました。

これから先、痛ましい出来事が起きないように願うばかりですね。
今平和な日常を過ごせていることに、感謝しないといけないということを痛感しました。

  • 天満宮

こちらは天満宮です。天満宮は「天神さん」などとも呼ばれています。
学問・芸術の神様が祀られていることで有名ですね。私も学生の頃はお世話になりました。
近くにお住まいの学生さんは、ぜひ参拝してみてください。

ちなみに、神社の中にある小さな神社のことを「摂社(せっしゃ)」、「末社(まっしゃ)」といいます。

今回紹介した内容以外にも、大きな御神木や摂社、末社などがありました。参拝をする際は1つ1つの歴史について触れてみてくださいね。

例年の行事では多くの人が!

華表神社では行事も行われています。

秋と夏にはお祭りが行われます。
コロナ期間中は中止されていましたが、2023年は夜店も出店し、お祭りが本格的に再開されました。

秋といえば七五三も行われます。私が訪れた日も、七五三ののぼりが立っていました。
七五三は子どもの健やかな成長を祈願するための大事な行事です。華表神社で記念の日を過ごすのもいいですね。

今回華表神社に訪れて、改めて「神社巡りは楽しいな!」と感じました。
老若男女問わず楽しむことができ、歴史や文化についてさまざまな発見もあります。
歴史好きな方はぜひ参拝してくださいね。

華表神社
住所:大阪府堺市北区宮本町57
アクセス: 御堂筋線「北花田駅」より徒歩約5分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。