先日、堺市を散歩しているととある神社を発見しました。中に入ってみるとある有名な歴史人物が!
今回は「開口神社(あぐちじんじゃ)」について紹介していきます。
さっそく参拝
開口神社は奈良時代に創建された歴史ある神社です。
みなさん行基と空海をご存知でしょうか。
行基は民衆に仏教を広めた有名な僧侶です。空海は真言宗の開祖した人物です。
そんな2人が開口神社と深い関わりをもっています。
行基は境内に念仏寺を建立し、空海は宝塔を建てたと言われています。
そのため、別名「大寺」とも呼ばれているんだとか。
塩土老翁神(しおつちのおじのかみ)、素盞嗚神(すさのおのかみ)、生国魂神(いくたまのかみ)を祀っていて、それぞれ安産、厄除け、開運の神として知られています。
まずは手水舎で手を清めましょう。
中へ進んでいくと本殿が現れます!とても立派でした。
こちらで参拝をしました。
摂社・末社もあります!
境内には、白髭神社、金毘羅神社、厳島神社、少名彦神社などの摂社、末社もあります。
本殿を訪れた際にはこちらもお参りしてみてください。
こちらが白鬚神社
総本殿は滋賀県にあります。延命長寿・長生きの神様として有名な神社です。
何年経っても健康に生きれるよう、ここで参拝してみてはいかがでしょうか。
こちらが菅原神社
菅原神社と聞いて「あっ!」となる人もいるでしょう。学問の神様として有名な菅原道真が祀られています。菅原道真を祭神とする神社は全国に10,000社以上あるそうです。学生の方や資格を取る方などはぜひこちらで参拝してください。
こちらが舳松神社
舳松神社は住吉大神が祀られています。
開口神社では、式内社で海の神様として知られています。大阪住吉大社の奥の院とされているのです。
正確には分かりませんが、住吉大神が祀られている理由なのかな?と思いました。
与謝野晶子と堺市
境内には与謝野晶子の記念碑がありました。
与謝野晶子は日本の詩人・作家で、明治時代から大正時代にかけて活躍しました。「みだれ髪」や「君死にたまふことなかれ」など数多くの有名な詩を残していますね。
豊かな言葉遣いや音韻で今もなお多くの人から愛されています。
実は、与謝野晶子は和菓子で有名な駿河屋の三女として堺に生まれました。22歳まで堺で過ごし、上京後文学界に大きな影響を与える人物になりました。
彼女の業績を称え、市内には与謝野晶子像や与謝野晶子記念館などがあります!
開口神社でも石碑に歌が彫られていました。
与謝野晶子の歌で恋愛成就!
私は神社に行けば必ずと言って良いほどおみくじを引きます。おみくじを引いて開けるまでのドキドキ感が楽しいですよね。
開口神社には、普通のおみくじとは異なるちょっと変わったおみくじがあります。
「晶子恋歌みくじ」です!
こちらは与謝野晶子が詠んだ歌がおみくじに載っています。とてもユニークなおみくじですよね。
実際に購入しました!
箱から取り出すとかわいらしい花柄の筒が出てきました。中にはおみくじと水引が。
水引きは奉書紙を結び止めるためのものです。ご祝儀袋などで見かける方が多いと思います。
人と人とを結びつけるという意味があるようで、まさに恋愛にピッタリですね。
おみくじを開けると晶子の歌が載っていました。横には歌の解説もあるので、とても分かりやすかったです。
私の引いたおみくじには「過去の恋愛を振り返らない!」と書かれていました。
未来の恋に向かって一直線に進みます(笑)。
今回は「開口神社」を紹介しました。
本殿以外にも摂社・末社があり、与謝野晶子についても触れられる神社でした。
みなさん、ぜひ与謝野晶子の恋歌みくじで恋を成就させましょう!
近くを訪れた際はみなさんぜひ参拝してみてはいかがでしょうか!
開口神社
住所:大阪府堺市堺区甲斐町東2-1-29
アクセス:南海本線「堺駅」より徒歩約10分
電話番号:072-221-0171