古き良き下町の情緒と、近年おしゃれなカフェ文化が融合しつつある街、住吉区。
そんな住吉の住宅街に、カレーマニアや地元住民の間で密かに話題を集めているお店があるんです。
店主のこだわりと並々ならぬカレー愛が詰まったお店「カレー喫茶魚子(ななこ)」。
平日はカレー屋、土日祝はビリヤニ屋というなんともめずらしいお店。
住宅街に突如あらわれる鮮やかなブルーが目を引くお店

お店があるのは、大阪メトロ御堂筋線・長居駅から歩いて12分ほどの閑静な住宅街。
周囲の景色に溶け込みながらも、どこか異国情緒ただよう鮮やかなブルーの看板が目印です。
住宅街で、本格カレーが食べられるとは……とうれしい裏切りを感じさせてくれる外観に、扉を開ける前から期待が高まります。

店内には、木の温もりを感じるカウンター席とテーブル席があります。
焙煎されたスパイスの香りが広がり、ジャズやボサノバなどのBGMが心地よく流れる落ち着いた空間。
お一人様でも入りやすい空気感があり、カレー屋ではなくカレー喫茶だからこそ感じられる居心地の良さがありました。
平日はカレー、土日祝はビリヤニ。曜日で表情を変える二刀流

メニューは、まさかの茶封筒に書かれていました。なんとも個性的ですが、シンプルでわかりやすいですね。
平日はカレー、土日祝はビリヤニが提供されています。

平日の人気メニューは、やはり日替わりで提供されるカレーです。
2〜3種類のカレーを1つの皿に盛り付ける「あいがけ」もおすすめ。混ぜ合わせることで、スパイスの相乗効果が楽しめます。
さらに人気メニューのひとつが「ダル」と呼ばれる豆カレー!
日本のカレーのように肉をメインに使うのではなく、数種類の乾燥豆をじっくり煮込んで作られるカレーです。
肉の脂っぽさがないため非常にマイルドで、スパイスの香りと豆本来の優しい甘みがダイレクトに楽しめます。
素朴でありながら、スパイスと豆の旨味がじんわりと体に染み渡る、飽きのこないおいしさが魅力です。
一見地味に見えるかもしれませんが、ひと口食べればその優しくもスパイシーな味わいの虜になる人が続出中!
近年ではその高い栄養価から、ヘルシー志向の方やベジタリアンからも絶大な支持を集めているそうです。
店主自らがスパイスを調合!「完全オリジナル」ビリヤニの秘密

さて、今回のお目当てはビリヤニ。ビリヤニとは、インドやその周辺国で愛されるスパイスの炊き込みご飯のことです。
一般的に伝統的なレシピに則って作られることが多い料理ですが、カレー喫茶魚子で提供されるのは、ここでしか食べられない完全オリジナルのビリヤニです。
本場のビリヤニはスパイスの香りとパラパラ感が特徴。しかし、こちらのビリヤニは出汁の文化を持つ日本人の味覚に徹底的に寄り添っているんです。
スパイスの華やかな香りを立たせつつも、ベースにある圧倒的なコクと旨みが米一粒一粒に染み渡っていました。
この旨みを際立たせるのは、店主による独自のスパイス調合。
その日の気温や湿度を見極めながら絶妙な黄金比率でブレンドされるスパイスは、エッジの効いた辛さではなく、じんわりと身体を温めてくれるような優しく奥深い香りを放ちます。
大きなお鍋で大量に炊き上げるスタイルとは違い、店主の目が隅々まで行き届く環境で丁寧に仕上げられるビリヤニ。
ひと口食べるたびに新しい味の表情が見える、まさに「作品」と呼ぶにふさわしい一皿でした。
曜日によって全く異なる感動を届けてくれるこのお店は、まさにスパイス好きにとってのパラダイス。
伝統の枠にとらわれず、店主のこだわりとアイデアがこれでもかと詰め込まれています。
「話題のビリヤニを食べてみたいけれど、本場すぎるものは少しハードルが高い……」。
「本当においしい、オリジナリティあふれるカレーに出合いたい!」。
そんな風に思っている方にこそ、ぜひ足を運んでいただきたい名店です。
平日のスパイスカレーで平日の疲れを癒やすのもよし、休日に本格ビリヤニでスパイスチャージするのもよし。一度訪れたらリピート確定ですよ。
カレー喫茶魚子
住所:大阪府大阪市住吉区長居東1-26-12
アクセス:大阪メトロ御堂筋線「長居駅」から徒歩約12分
TEL:080-2010-3926
営業時間:日-水曜日 11:00-15:00
金・土曜日 11:00-15:00、18:00-23:00
定休日:木曜日
駐車場:なし

















