住吉区のシンボル!「住吉大社」で歴史と文化を体感しよう!

今回は、住吉大社についてご紹介していきたいと思います。
住吉区は神社・寺が非常に多い町です。その中でも、住吉大社は歴史が古く、多くの観光客が訪れる神社です。私が訪れた日は平日でしたが、参拝客や外国人観光客も見受けられました。

海に関する神様が祀られている

まず、住吉大社は一体どのような神様が祀られているのか疑問に感じる方もいるでしょう。
住吉大社は海の神様が祀られています。恐らく、これを聞いてさらに疑問を抱く方もいるでしょう。私も初めて聞いたときは「港町でもないのに、どうして海の神様なんだろう?」と不思議に思っていました。

実は、住吉大社が海に関する神様を信仰する背景には、昔の地形が深く関わっているのです。

現在の地図を見ると、住吉大社は大阪湾から離れた場所に位置しています。一方で昔の地図を見ると、住吉区周辺は海に面しており、いわゆる港町だったのです。
そのため、海に関わる企業が参拝に訪れることも多いです。

また、遣唐使進発の地とされており、海に関する歴史が深いのです。境内にも遣唐使についての石碑がありました。

さらに、一寸法師の発祥の地でもある住吉大社。昔から親しまれているお話が、住吉大社と繋がりがあったことに驚きました。ここでは、一寸法師に登場するお椀に入って記念写真を撮影することができます。

住吉大社のシンボル「太鼓橋(反橋)」

住吉大社の入り口正面から見える太鼓橋は、多くの観光客の目に留まる存在です。歴史的にも価値のあるもので、過去に豊臣秀吉の妻である淀君が奉納したとされています。
一説によると、太鼓橋に渡ることでお払いの効果があると言われています。太鼓橋が持つパワーの大きさに私も驚きました!

「渡る」楽しさの他にも、「見る」楽しさがあるのも魅力です。美しいアーチを描いている橋は、鮮やかな赤が引き立っています。周りの風景とも溶け込んでおり、心動かされる光景が広がります。

さまざまな角度から楽しめる太鼓橋ですが、私は境内の北牧橋(または南牧橋)から見る景色が一番キレイだと感じます。神池に反射し、水面に映りだす太鼓橋は感無量です。

また、訪れる際の注意点として、太鼓橋の傾斜があるため、ヒールなど高さのある靴での参拝は控えることをおすすめします。また、小さなお子さんと訪れる際も、手をつなぐなど怪我には注意しながら渡りましょう。

国宝建造物に指定されている本殿

住吉大社の本殿は第一社殿から第四社殿まであり、そのすべてが、国宝建造物に指定されています。参拝道に入ると、目の前に第四社殿・第三社殿が見えます。奥に進むと、第二社殿が見え、さらに奥に第一社殿が見えます。毎年、新年になると多くの方が参拝のために、本殿を訪れます。

さまざまな行事で利用されている

住吉大社では参拝以外にも、多くの行事で利用されています。
毎年夏には、住吉祭がおこなわれており、地元住民はもちろん、他の地域からも多くの方が訪れます。敷地内はとても広いため、多くのお店が出店しています。

しかし、コロナウイルスの影響で、近年は夏祭りの開催を見合わせています。一刻も早い住吉祭の復活を祈っています!みなさんも、復活した際にはぜひ訪れてみてください。

また、秋になると七五三まいりがおこなわれます。毎年11月ごろは多くの家族が、子どもの成長を願いに訪れます。さらに、結婚式を挙げることも可能です。住𠮷大社吉祥殿という会場が併設されているため、こちらで式や披露宴を行うことができます。

このように、住吉大社は長い歴史的を持ち、地域住民からも親しまれています。
知れば知るほど、楽しくてまた訪れたくなる住吉大社。みなさんもぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか?

住吉大社
住所  :大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89
開門時間:午前6時00分(4月~9月)/ 午前6時30分(10月~3月)
閉門時間:外周門 午後4時00分 / 御垣内 午後5時00分(1年中)
アクセス:南海本線「住吉大社駅」から東へ徒歩3分
南海高野線「住吉東駅」から西へ徒歩5分
阪堺線 「住吉鳥居前駅」から徒歩すぐ

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。